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R.U.K.A.R.I.R.I | 魔法少女リリカルなのはRIPPER
About Circle Board Twitter Link Circle work Mail RSS facebook google+    『R.U.K.A.R.I.R.I』のHPです。
2007.06.17
魔法少女リリカルなのはRIPPER

はじまりはそう・・・
あのこの、消失だった・・・
第一話「はじまりなの?」
(①) (②) (③)
第二話「先輩って、悪魔なんですか?」
(①) (②) (③) 
第三話「思い出はいつもそこに」
(①) (②) (③) 
第四話「決意を胸に」
(①) (②) (③)
最終話「全力全壊」
(①) (②) (③)
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2007.06.12
いよいよ、終了です。
りりかる「いやぁ・・・終わりましたねぇ。
読者「設定・・・設定どこいったんだりりかる」
り「そ、それは・・・」
読「それは?」
り「ご、ごめんなさい!!!はやく、終わらそうとなんだかよくわからないテンポでぽんぽんいく、このような形となってしまいました・・・」
(末尾へと続く)


魔法少女リリカルなのはRIPPER
最終話「全力全壊」


セナがあたりを見渡している。
倒れてたとき、何故彼女が地上へと落ちなかったのだろうか?
それが、彼女がユニゾンデバイスであったためだか、わからない。
ロストロギアであったために、そうなったのかさえ不明である。
「ふ、フリード・・・そうか・・・そして、あなたが、なのはさんか・・・」
「そう、なのはだよ!」
「セナ、どこにいるんだ!?セナ・・・!?」
フリードは先ほどと違って、あたりを浮遊して、誰かを探しているかのように叫んでいた。
「フ、フリードに何が・・・?」
「もともとのシステムの暴走・・・そして、私との強制ユニゾンアウトが原因でシステムにさらに異常がでたと考えられます。」
「し、システム!?フリードは人間じゃないの?」
「彼は、私と同じあなた方がいうユニゾンデバイスです。」
「セナ!俺をおいていかないでくれ!!!!一人にしないで!!!」
フリードは頭を抑え苦痛を感じていた。
「私たちは、もともと二つでひとつのデバイスなの・・・」
「で、でも、あなたたちはユニゾンを?!」
「それが、フリードの能力だからです。そして、私のメモリーが動いていなかったために、彼のメモリーにより私の起動がされていたと考えられます。」
「で、でもあなたは・・・動いて・・・」
「それが、私たちが二つでひとつということ・・・」
「なぜ、フリードはこのようなことをしているの?」
「わかりません、ただの誰かが私たちのメモリーを書き換えたとしか・・・」
「誰かが!?」
「そう、だからこそ私たちの真のメモリーは呼び出されるはずもなかった。」
フリードの周囲に黒い赤の粒が集まり始める。
「!?あ、あれは・・・!?」
「どうしたのセナ?」
「あれには、ひとつひとつに血が、高密度に圧縮されています。」
「血?血なら・・・!」
なのはは金色の小太刀を強く握り締める。
「血といってもあれは、反物質の液体と考えれば・・・」
「それなら・・・私の魔法で・・・」
「たとえ、私を分離させたような魔法をしたとしてもそれが影響で爆破してしまいます。」
「な、ならどうすれば・・・」
「私と合体してください!私の能力で内部から破壊します。」
「でも・・・」
「私には、あなたに怪我をさせたという記憶が残っています・・・けれどそれは・・・!」
「わかってる、あれはあなたがそうしたかったわけじゃないんでしょ・・?」
「えぇ、そして、私は彼を止めなければならない。でも・・・そうすると・・・」
「なに!?セナ!?」
「いえ、何でもありません!合体しましょう。」
なのははとセナが手をつなぐ。
「「ユニゾンイン!」」
その言葉と同時に、セナはなのはの体内へと吸収され、黒い翼が一枚現れた。

「すべて、きえて・・・し・・・ま・・・・え」
「そんなことはさせない・・・!!」
それは、一瞬の出来事であった。
なのはが手にした金色の小太刀に9枚の翼が重なると同時に、彼の胸を8回切り裂いて、フリードの後ろへと立っていた。
その傷跡から、9枚目の翼が進入した時、フリードは、体が消滅を開始していった。
彼の顔は消えた時、微笑んでいた。
彼が消滅を始めたと同時に、黒い赤の粒は、消えてなくなった。
「・・・ありがとう」
そう、フリードが最後にいったのかもしれない。
彼が完全に消滅した時、なのはの八枚の翼はもとにもどっていた。
「フリードは、一人で暴走と戦っていたのかもしれない・・・う・・・!」
「せ、セナ!?」
「い、いえなんでもありません。」
なのはの手には、青色の水晶球が握られていた。
「これは・・・」
「フリードのコアと呼ばれる部分です。もう、動くこともない・・・」
「そう・・・」
どこからか、叫び声が聞こえる。
「なのはーーーーー!」
フェイトが、すごいスピードでこちらに接近してくる。
その勢いはぶつかるまでとまることはなかった。
「っ!ど、どうしたのフェイトちゃん?」
「い、いまこっちですごい光があったから!!!」
「もう、終わったんだ・・・終わったんだよ。」
「そ、そうなの?フォルトたちは?」
「彼らは、私たちのために犠牲となってしまいました・・・」
「なのは、そういえばその格好は?」
「えーと、これはまぁ・・・う!・・・」
「ど、どうしたの?!」
「こ、これは私の痛みではな・・・い!」
なのはが、胸を押さえる。
「なの・・・!」
なのはが光りだしたと思うと、なのはとセナのユニゾンがとけ、そこに二人はいた。
「せ、セナどうしたというの!?」
「こうなることは、最初からわかっていたんです。」
「なんで、そうなるってわかっていたなら!!!」
「それでも、彼は私の手で止めたかった・・・たとえ私が壊れたとしても。それに彼が壊れては私はどちらにしろ生きていけませんから。なおさら・・・」
「で、でも他に方法が!!!」
「そうだよ!助からないものなんて!!」
「あの状態では、世界は彼の言う暗黒の時代が本当にやってきてしまいます。暴走といえど、これは私たちの問題なのです。」
「そ、そんなのってないよ!!!」
「いいんです・・・それに最後にこうしてあなたに会えましたから・・・そして、今度私と似た子供がきっと現れます・・・そのときはその子をお願いしますね・・・」
「セ、セナ・・・!」
「ちゃ・・んと・・・あな・・の・・・デバ・・・イス・・・として・・・」
セナはなにかをいようとして、消滅していった・・・
そこには、ピンク色の水晶だけが残った。
「セナ・・・」
それと同時に、なのはの8枚の羽が崩壊を始めた。
「な、なのは!?」
「いいの・・・レイジングハートには本来の力なんて必要ない・・・今までのレイジングハートが私のレイジングハートなのだから・・・」
なのははピンク色と青色の水晶球を握り締める。

----後日、管理局

「そういえば、ユーノくん」
「ん?何?」
あれから、なのはたちの報告により、ユーノは晴れて無罪釈放となった。
レイジングハートは、レイジングハート以外のものはすべて空間に消滅したので以前のような力は残っていないが、昔から、使っているレイジングハートはそこにはあった。
そして、「S・F」は、二つ仲良く、同じ入れ物に保管されている。
二度と離れないように・・・
そして、アリサ、すずかはあれから病院に入院となった。
でも、たいしたことはなくて1週間で退院できるそうだ。
結局、あのとき見つけた本の詳細はわからない・・・
保管していたはずが、いつのまにかデータのバックアップごと消えてしまっていたからだ・・・
「レイジングハートの開放のときに使った、あのロストロギアはなんて名前なの?」
「えっ!?そ、それはちょっと・・・」
「え、なんなの?」
ご、ごめんといって、ユーノは走り出してしまった。
「待ってよう、ユーノくん!!!!」

結局、僕に渡されるはずだったロストロギアは、「S・F」のうちのひとつのセナとロストロギア「真実の愛」の二つのはずなのだが・・・
資料にはどこにも、なのはから教えてもらった二つでひとつのことがらはなにもかかれていなかった。

ロストロギア「真実の愛」
人に対して愛がないものには、使用することができないといわれている。
詳細は不明とされる。

「もう、かんべんして!!!」
「やーだよー。」

-----???

「計画は順序どおりだ、なにも狂いはない。」
「ふむ、ならば問題ないのだが・・・あの純血の半分子はどうするのだ?」
「あんな制限つきの小娘などいつでも始末できる。問題は管理局だ。」
「あぁ、そのための今回のプロジェクトであろう?」
「あぁ、彼らはよくいい駒として動いてくれた。」
「なら、次に?」
「もう、チェックメイトまで少しだ。」
「さすがはあなたね。」
「当たり前だろう?」
「失敗作ではなく・・・完成品を次は送るさ・・・」
「彼は、なにやら気づき始めているようだが?」
「所詮、気づくのが彼には限界だろう。」
「えぇ、そうだろうね・・・」
あはははははは。
「そうそう、久しぶりにこれどうかね?」
「あぁ、いいだろう。今回はいいスコアでそうだ。」
「異議なしですね。あはははは」
「あははははは」
その場に、笑い声が去った後・・・

その場所には誰もいなかった・・・



END?
2007.06.10
魔法少女リリカルなのはRIPPER
最終話「全力全壊」



三個の物体が空を飛ぶ。
レイジングハート、レイジングハート・ゼロ、ロストロギア
「レイジングハート・ラストイグニッション・・・!」
その声と共に、なのはの周辺が光りだした。
「く・・・!?これではみえ・・・」
その光はここら一体を埋め尽くす。
「悠久のときをこえ、我が命ずる 契約の元、その力を解き放て。風は空に、星をわが手に、空をさき、海を砕く、古代の神秘をマトイシモノ、けがれ無き断罪の光、刻み込め! ここに散れ!そして、その力をすべてのもとに・・・今、その姿をあらわさん・・・」
光の中から声が聞こえる。
なのはのやさしい声が・・・

その光が徐々に薄れていく。
それと同時に、なのはの姿が見えていく。
「むむむ、なのはの姿が・・・」
「あれが・・レイジングハートの本来の姿・・・?」
「そう・・・元々、レイジングハートはロストロギアであったのを僕がリミッターをして、あの状態で能力を押し込めていただけなんだ・・・その力は・・・星をも砕く・・・そして、なにより、未来をつくる力を貸す力・・・」
「く・・・めが・・・めが・・・まだ・・・光で・・・」
目を押さえるフリード。
至近距離での光を浴びて、目が異常を起こしていた。
「私は、ただ、あのこにそう・・・あのこにもう一度あって話がしたい・・・そう、友達になりたいんだ・・・!」
「・・・彼女はもういない、そう、私がこうして吸収したのだからな!!!」
徐々に目が見えてきたフリードが、杖のディアボロスを掴む。
「く・・・とどろけ・・・閃光!!!」
フリードから、雷鳴がとどろく。
それは音と共になのはへと飛んでいく。
しかし、それはなのはをそれ、まわりを明るく照らしているだけであった。
「なんだと!?こ、この!!」
いくつもの雷鳴がなのはを襲う。

「なのは・・・きれい・・・」
「うん・・・まるで天使みたい・・・」
なのはから、背中から生える8本の羽・・・
そして、頭にある王冠。
左手に、金色の小太刀・・・
右手には、赤い水晶がついた手袋・・・
そして、なのはの周りを回る白い羽根。
雷鳴は、翼を反射させるためのオプションであるかのように輝いていた。

「ふ、ふん、そんな姿だけのこけおどしなど・・・!ブラッディダガー」
黒いナイフがなのは全方向に召還される。
煙によって、一瞬なのはの姿が見えなくなるが・・・
「な、なんだと!?」
先ほどと同じ状態でなのはは立っていた。
「風は空に、星は天に. そして、不屈の心は. その胸に・・・フェザープロテクト」
「今のをすべて防いだというのか・・・ならば・・・!!!」

フリードから次々に、なのはへ向けられる魔法。

「ちょ、ちょっとユーノ、なのは大丈夫なんでしょうね?」
「そ、そうだよ、さすがにあんなのくらったらなのはちゃんでも・・・」
「そうだね・・・アルカンシェルくらいなら・・・さすがに厳しいかなぁ・・・」
「なにいってるのよ、もう!!!」
ユーノがアリサをゆさぶる。
「あ、アリサちゃん、そ、そのくらいにしないとユーノくんが!」
「うるさーーーーーーーーい。」
「(ただ、信じることしか僕にできないけど・・・君にはできる力がある・・・)」


2007.06.09
魔法少女リリカルなのはRIPPER
最終話「全力全壊」



「我が名は、フリード・・・すべてを暗黒に帰すもの・・・無駄な抵抗は無意味だ。さっさと、貴様らの血をよこすがいい・・・さすれば、成就する・・・」
セナとユニゾンした男がそういう。
「あれが、彼女本来の姿?・・・」
その場所には、フリードしかいなかった・・・
今まで、戦っていた女の子の姿はどこにもなかった。
ディアボロスであったデバイスは、彼の近くに飛んでいる杖へと変化していた。
そして、黒い羽が右片方だけはえていた。
「そう、セナ・・・SENA。本来僕が預かるはずロストロギアのひとつ・・・どこで生まれ、開発されたか不明のユニゾンデバイス・・・System eternal northern aria。」
「なるほどね・・・どうして、私たちが彼女と違って、体力を消費していたかやっとわかったわ。」
「そうだね・・・あんなふうになりながらあのこはなにを考えていたんだろう・・・」
「何にしても、あれが彼女の本来の能力の使い方だ・・・あのこのデバイスはどこで入手したのかはわからないが・・・」
「でも、あの子の本当の思いじゃないような気がするんだ・・・」
「なのは、あんた、あのこに何をされたか、忘れたわけじゃないでしょうね!?」
「うん、忘れてないよ。でも、あの子は悲しんでいる。そんな・・・」
「なのは・・・」
「だから、もう一度あのことお話したかったんだけど!!!」
フリードへと顔を向けるなのは。
「もう、会話など必要はない。あるのは破壊、破壊、破壊それだけだ。」
「それは、あなたの勝手であって、私の関係ないこと!!!」
「フリード、あの人のデータは何もない・・・!」
「つまりはアンノウンってこと?」
「そういうことだね。」
「利用できるものはすべて利用してきた・・・すべては私の夢のため・・・セナにあったとき、少しの調整でここまでこれた・・・彼女にすまないと思っているが、運命だとあきらめてもらおう。」
「そんな、あなたの理屈・・・!誰もしばらないで!!!」
「時は満ちた・・・今宵、私の夢を成就させる…」
「そんな夢のために・・・」
「「す、すずか(ちゃん)!?」」
森の方から、声と共にすずかとクロノが現れた。
「そんなことのために、私の仲間を・・・許せない・・・!!」
空中を連続して、蹴ることにより加速していくすずか。
「なぜ・・・なぜ・・・こんなことを・・・!」
そして、左腕がフリードへと届きそうになった時
「あ・・・」
夜の一族の力が、一瞬解除される。
その一瞬をフリードが見逃すはずがなかった。
「やはり、リミッターもちは欠陥品だな!!あはは!」
すずかがフリードに首を絞められる。
「く・・・お姉ちゃんじゃ・・・ないから・・・」
「すずか!!!この!!!!すずかになにをするんだ!!!!!!!!!」
アリサが、怒りに我を忘れてフリードに特攻をかけた。
「あ、アリサちゃん!?」
「や、やめろ!!!そんなことをすれば君も・・・!」
クロノの静止を聞かずに、アリサがフリードへと近づく。
「うるさい、うるさい、うるさーーーーい!!!すずかを離せ!!!!このおおおおおおおおおおおおおおお」
「ふん、もろいな・・・人の心とは・・・だからこそ迷いが生まれる・・・」
アリサの頭を掴むフリード。
「い、いつのまに!?こ、このおおおおおおおおお!」
その状態で、アリサはレイジングハート・ゼロをフリードへと向けるが・・・
「きゃあああああああああああああ!」
「す、すずか・・・!?」
「これで、君たちはデットエンドだ・・・!手始めに動けないよう・・・」
二人をそのまま地上へと向かって投げ飛ばした。
「アリサちゃん、すずかちゃん!!!!」
「行ってなのは、ここは僕たちがなんとかする・・・!」
「あぁ、迷いがあれば戦えない。」
「ありがとう、ユーノくん、クロノくん。すぐに戻ってくるね!!!」
なのはは、アリサ、すずかが落ちた場所へと飛んでいった。
「さぁて、あいつをどうするかフェレットもどき・・・!」
「こんなときに・・・君はある程度余裕なんだね。」
「まさか・・・」


2007.06.07
魔法少女リリカルなのはRIPPER
第四話「決意を胸に」


「あははははははは!たのしいね!!!!」
ディアボロスが黒赤に染まって光っていた。
「く・・・!さすがに僕だけでは・・・!」
ユーノは攻撃魔法を使わず、すべて防御魔法へと魔力をまわしていた。
「なにしてるの!!!!もっと、もっともっと遊ぼうよ!!!」
ディアボロスが少女の前で振り回される。
かつて見た少女・セナの姿はそこにはなかった。
前に見えるのはただの、小さな子供のようなそんな印象を受ける少女であった。
その笑顔に彼女の本当の笑顔は感じられない。
「やはり・・・なにかをこの子にしたのか?」
ユーノは彼女の動きに何かとまどいを感じる。
「あはははは、いくよおおおおおおおおおおおお」
ディアボロスをまっすぐユーノへと伸ばし、勢いよく飛んでくる。
「く、よける・・・しかないのか・・・!」
よけたと思ったユーノであったが、服が破れていた。
「速度が上がっている?けど・・・彼女は・・・」
何かユーノは知っているかのような顔で彼女を見ていた。
「そう、何度もかわしちゃいられないな・・・」
「えいやー」
ツゥーン
ディアボロスが空を刺す。
「くぅ・・・!」
セナがユーノから距離をとる。
「(この距離感・・・まさか魔法!?)」
「これはね、そう風船なの、きれいなんだよ?赤い液体がどばって飛び散るの!あはは、あなたの液体もとっとも綺麗なのかな?あははははは・・・」
ディアボロスの周辺に赤いものが集まりだす。
それが、セナが言う赤い液体が飛び散るという風船なのだろう。
「あ、あれは・・・回避しても中の液体が回避しきれない・・・!!!あれは魔法自体をかき消す・・・そう、ゼロの力を使えば・・・」
レイジングハート・ゼロはすでにユーノの手元にはなかった。
「なら、僕のやり方で・・・最初から決めていたことじゃないか・・・!」
ユーノは防御魔法を5重に自分の前に展開する。
「こんなことやったことないけど・・・ぶっつけ本番で成功させるしかない!!」
「いっけぇ!!!ブラッディジョーカー」
赤い球体がいくつも渦を巻いてユーノへと迫ってくる。
「これは防ぎきれるの・・・か?」

シャリーン
「はぁああああ!」
ユーノに迫りくる、魔法の渦を切り裂く少女が目の前にはいた。
「苦戦してるようじゃない、ユーノ!てっきりあんたいないと思ったのに!」
「あ、あぁ・・・なんか一時期的に解放されちゃって」
「もう!私が心配したの意味ないじゃない!」
「あ、なんか色々とごめんね・・・でも、今は目の彼女を…!」
「ふん、仕方がないわね。説教はあとよ。」

アリサの参戦により、いくらか楽になったかといえど、本来魔術師でないアリサはロストロギアの力を使い強制的に能力を上げているに過ぎないため、徐々に能力が落ちてきた。
「はぁはぁ、だ、だいぶ体力つかうのね・・・これ・・・」
「あぁ、魔力をもたない君はそれ以外で戦う方法がないからね・・・すまない本来君を巻き込むようなことをすべきではないのだが・・・」
「いいのよ、私だけがなのはの手伝いができないなんていやだもの・・・だけど!」
「そうだね、今は彼女のことをとめなくちゃ・・・」
「二人で何楽しそうに話してるの、私も入れてよ~」

何分彼女の攻撃をアリサがカバーしてくれただろうか・・・
その間、セナの体力は落ちることはなかった。
逆にスピードが上がっていると感じるぐらいであった・・・

「ど、どうするのよ・・・ゼロの力もあんま役に立っていないようだし・・・というかあんたの魔力を奪っているんじゃない!?」
「い、いや、それは大丈夫・・・ゼロの能力がきちんと起動していれば、対象以外は影響がなかったはず・・・ん?え、こっちに起きたばかりのなのはがくる!?」
「どうしたの、ユーノこんな忙しい時に!!」
「なのはが、目を覚ましていなくなったみたいだ・・・おそらく、ここを目指しいるとのことらしい。」
「!、あのこらしいといえばあのこらしいわね・・・でも、なのはがくるまえに終わらせるわよ!!」
「わかっている!!」

「ねぇ、お姉ちゃんたち?なにを終わらせるの?うふふ。」
アリサの耳元でささやくセナ。
「!いつのまに!?」
「あははは、ばいばーい・・・?!」
セナとアリサの間をピンク色の砲撃が通過する。
その先には、いつも笑ってくれるあのこがそこにはいた。
「みんな・・・大丈夫?彼女の相手は私がするよ・・・」
「な、なのは!?あんた怪我は大丈夫なの?」
「そうだよ、なのは・・・意識がもどったばかりだってのに・・・」
「だ、大丈夫・・・私は頑丈だけがとりえだから・・・レイジングハート!!」
「All, right」
「絶対、大丈夫だから・・・心配しないで・・・」
そういって、なのはは頭に巻いてあった包帯をとった。
その顔はいつにも増して真剣であった。
「ユーノくん、タイミング合わしてバインドお願い!あとアリサちゃんは、セナの攻撃をはじいて!私は・・・セナの余裕をなくす・・・!」
アクセルシューターによる8方向からの連続攻撃、それとアリサによるきりつけにより、
徐々に動きにきれがなくなるセナ。
「むぅ、みんなでな、なかよくしすぎだよ・・・あ!」
ついにユーノのバインドにより動きを封じられるセナ。
「とりあえず、あの子の武器は、はああああああああ!!」
アリサが、ディアボロスへと一撃を加えようとすると、上空から炎の塊がふってきた。
「わ、わあわあ、あぶないなぁ、もう!」
突如として、セナの周りにいた竜が飛んでくる。
「あ、あれは・・・」
「ん?なにあの竜みたいなの?」
それは、セナの横へと飛来していくと、白い光を放つ。
「う・・・!」
「まぶしい!!!」
光が収まったところには、一人の男が立っていた。
「もう・・・いいんだセナ。私のためにそんな風になってしまって…」
「うああああああああああああああ、うううう!」
「これがせめてもの償いだ・・・ユニゾン・・・!」
フリードは手をセナの肩に置くと、
二人が突如として輝きだした…
「これで・・・すべてが無に帰る。この子の思いも無駄にはしない・・・」
「あ、あ、あ・・・」

TO last seris


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