自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。 サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーが ゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。 人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、 再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。 一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。
監督 マット・リーヴス
脚本 リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
マーク・ボンバック
話のネタは、下を見ると少し思い出せるかもしれないです(ネタバレ注意ですよ、もちろん
映画 猿の惑星:新世紀(ライジング)のネタバレ 【映画】『猿の惑星:新世紀』レビュー ※後半部にネタバレあり 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」 あ、ちなみに3D映画はじめてみました。
文字が浮き出てるぅぐらいの感想しかなかったです(ぁ
実は、猿の惑星の一番大事な最初の作品をうろ覚えにしか覚えてないという……。
ここは地球だったという幕引きは覚えているんですけど、たぶん小学校くらいに見たから曖昧なんですよね。
一度、まとめてスターウォーズもそうですけど、見てみたいなぁとは思っています。
予告がすべてと言わんばかりである。
前作が微妙とか言ってた方はこの映画も一緒に見ると、たぶん完結するかもしれないですね。
感想としましては、セリフが重いなと。
そして恐怖や憎しみと共存していくことはできるのか、ということです。
まぁ、相手は猿なんですが、人と人が戦っていると違いはないです。
どちらも、和を乱して、集団を危険に晒す輩がいるからです。
大体こういう人がいるから、トラブルが減らないのは、生きる上でしかたないことなのかな?
なんにしてもよく10年も持ったとなと思うほうがいいのかもしれない。
平行線をよく保ていたシーザーは、きちんとリーダーとしてまとめていれたんですね(きっと
平行線を破るという伏線は、最初の猿が動物狩りするシーンにも描かれていました。
シーザーは、木にある縄張りの印を発見して、考えごとをするのですが、
息子はそれを無視して獲物を攻撃する。
そして、その縄張りの主であるクマが息子を襲ったわけです。
自分のテリトリーには入るべからず。
それを自分たちも破り、危うく死ぬところだったわけです。
そんな後人間が猿のテリトリーにきて、撃っちゃうわけです。
波紋が広がる。
知能があるぶん、やったらやり返すという憎しみがわく。
ただ、戦っても仲間が大勢死ぬ。それをシーザーは望んでいない。
平和主義というのですが、未来をきちんと見ていました。
だからこそシーザーは、人間のためにも、仲間のためにもその警告(縄張りをわからすために)人間の集落に行き、
二度とくるなと脅しにくる。
ここは動物らしくもあり、人間らしくもある。
人間の縄張りのマークって検問所とかそういうのしかありませんからね。
だからといって、人間もエネルギーがなければ、ダメだからといって……
・武力で押し切る
・言葉で説得する
二派に分かれるわけです(当然なことで
生きるためのエネルギーのためだから、どうしてもそこに行かなきゃいけなかった。
同時に猿の中でも
・人間を皆殺しにするべき
・人間は人間の縄張りとして、放置すべき
という二派に分かれることになる(これも当然で
ひとえに恐怖。
ひとえに憎しみ。
そういう負の感情なんですけどもね。
人間よりも進化したと思っていたけど、シーザーがいうように、結局一緒だった。
仲間は仲間を殺さない。
けれど、その禁忌は仲間が犯していた。
次は自分が殺されるかもしれない恐怖政治みたいなのがはじまっていた。
それは、実験されたという憎しみが産んだ復讐という感情。
人間と同じだったのです。
平和という言葉を実現するには、何が必要で、何が不必要なのかいろいろなことが過りますね。
人間側は、猿にたいして恐怖を感じているからこそ、銃を隠し持ったり、ぶっ放したりするわけです。
そして猿(コバ)は、自分がされた実験を許すことが出来ない憎しみから、人間をシーザーみたいに信じることが出来ない。だから、嘘をついていると偵察して、人間が同じことをしてくる(殺してくる)と認識してしまう。
どちらも正しくて、間違っているんですよね。
そこがシーザーの言う、同じだったということだと思うのです。
憎しみにしか持てない存在が凶器を持っていたら、恐怖です。
自分の何かからわからない存在が目の前に現れたら、恐怖です。
そういう連鎖が続いて、この結果になってしまったということです。
猿インフルエンザを作った科学者がいけないのですが(それもお父さんの病気を治したいとかいろいろ複雑)、
猿たちが悪く見えてしまうのも恐怖感からですね。
だって、自分たちが知らない存在なんですもの。
あいつは悪くないけど、上司が悪いからごめんね(君の父上がいけないのだよ)
そんなんですよ、世の中うまくいかない。
最後のシーザーの切ない顔が印象的でした。
わかりあえるかもしれないけれど、恐怖や憎しみは消せない。
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前作『猿の惑星/創世記(ジェネシス)』から10年、人類は猿インフルエンザの影響で絶滅の危機に瀕し、免疫を持つ一部の人々だけが細々と生き延びており、一方で蜂起した猿たちは、シーザーの指導の下で一大コミューンを築き上げていた。新たなエネルギー源を求めてダムを再稼働させようとした人間たちのグループは、そうと知らずに猿たちのテリトリーに侵入してしまい、互いの存在を知った両者は一触即発の状態を迎えてし...
【徒然なるままに・・・】 at 2014.12.07 09:55
14-74.猿の惑星:新世紀(ライジング)3D■原題:Dawn Of The Planet Of The Apes■製作年、国:2014年、アメリカ■上映時間:130分■料金:300円(ポイント使用)■鑑賞日:9月20日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
□監督:マット・リーヴス◆ジェイソン・クラーク◆...
kintyre's Diary 新館 at 2014.12.01 22:58
□作品オフィシャルサイト 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」□監督 マット・リーブス□脚本 マーク・ボンバック、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー□キャスト アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン■鑑賞日 9月20日(土)■...
京の昼寝〜♪ at 2014.11.09 16:43
前作「猿の惑星:創世記」は映像と、シーザーを演じるアンディ・サーキスの演技に感心
はらやんの映画徒然草 at 2014.10.16 22:22
“星を継ぐもの”は誰だ?
2011年に公開されたリブート版「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の、10年後の世界を描く新シリーズ第二弾、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」は驚くべき映画だ。
ルパート・ワイアットから監督を引き継いだマット・リーヴスは、絶滅に瀕した人類と進化した猿たちの予期せぬ出会いから始まる壮大な叙事詩を構築し、あっさりと前作を凌駕してみせた。
二つの種族10年ぶりの...
ノラネコの呑んで観るシネマ at 2014.10.13 20:17
シーザーの男前のみを観るべき映画。
Akira's VOICE at 2014.10.08 16:12
評価:★★★★【4点】(11)
終始、緊張感に包まれた展開にぐいぐい惹き込まれた。
映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜 at 2014.10.07 22:18
前作、猿の惑星:創世記(ジェネシス)を、当ブログは以下のように褒めている。
<「老い」とは

<「親子の絆」とは

<「人格」とは

<「愛情」とは

<「人権」とは

<「尊厳」とは


<な...
日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 at 2014.10.07 19:30
☆・・・かつて、小林よしのりのマンガに影響され、思想を語るようになった者は、その考えの浅さを含めて「コヴァ」と揶揄されていた。
まあ、隠さずに言えば、私もかなり影響された口だ。
この、『猿の惑星 ライジング』は、対立にある人間と猿たち、その双方に、「...
『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 at 2014.10.07 10:05
DAWN OF THE PLANET OF THE APES
アメリカ
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル、ニック・サーストン、ジュディ・グリア、コディ・スミット=マクフィー、テリー・ノタリー、他
“ヒトの世紀が 終わろうとしている。”
楽しみにしていた1本。
高度な知能を獲得した猿のシーザー...
肩ログ at 2014.10.06 12:29
'14.09.13 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』@TOHOシネマズ日本橋
したまちコメディ映画祭で『西遊記 はじまりのはじまり』を見た後、時間も早いのでせっかくだから1本何か見ようということになり、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』と悩んで、先行上映だからこちらに決定! 一足先に見てきた 2D字幕版で鑑賞!
ネタバレありです! 結末にも触れています!
「ジェネシス社の新薬開発の...
・*・ etoile ・*・ at 2014.10.05 23:04
'14.09.13 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』@TOHOシネマズ日本橋
したまちコメディ映画祭で『西遊記 はじまりのはじまり』を見た後、時間も早いのでせっかくだから1本何か見ようということになり、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』と悩んで、先行上映だからこちらに決定! 一足先に見てきた 2D字幕版で鑑賞!
ネタバレありです! 結末にも触れています!
「ジェネシス社の新薬開発の...
・*・ etoile ・*・ at 2014.10.05 23:04
【監督】マット・リーブス
【出演】アンディ・サーキス/ジェイソン・クラーク/ゲイリー・オールドマン/トビー・ケベル/ニック・サーストン/カリン・コノバル/ジュディ・グリア
【公開日】2014年 9月19日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
天性のリーダーシップを備えた猿のシーザーが、仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後。より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たち...
シネマをぶった斬りっ!! at 2014.10.05 19:45
先行上映で観ました。前作から10年後の話。森の奥で文明を築き進化を遂げた猿たち。一方、自らが生み出したウィルスによって絶滅の危機に瀕した人類。ゴールデンゲイトブリッジを挟んで、接触せず過ごしていたようだけど、人類が生き残るために必要な電気を再開させるた...
はるみのひとり言 at 2014.10.05 11:29
2011年公開『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。 遺伝子操作によって高い知能をもった猿たちのその後と、人類との新たなる戦いの始まりが描かれている。先行で鑑賞する予定だったけれど体調を崩したため
たいむのひとりごと at 2014.10.05 08:16
今日はどうしても、どうしても劇場で観たい衝動に駆られ、久しぶりに一人で「猿の惑星:新世紀(ライジング)」へ行ってきた。前作の感想でも書いた通り、「猿の惑星」はオリジナルを含め個人的に思い入れの強いシリーズ。実は先週の金曜、ニコ生で組まれた「猿の惑星」シリーズを語る特番を観て以降、火が付いたまま一週間燻っていたのだ。いつもなら盟友N氏を誘うのだが、予定を組まずに夕方になってしまった。そしてレイトシ
ちょっとだけ勝手に言わせてもらいます(Blog版) at 2014.10.05 05:00
名作SF『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。ウイルスによって滅亡状態に陥った人類と、遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちとの対峙(たいじ)が思わぬ事態を引き起こしていく。前作に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング』シリ...
パピとママ映画のblog at 2014.10.04 23:53
「モールス」のマット・リーブス監督、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェイソン・クラーク×「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキス主演。2011年公開の前作「猿の惑星:創世記」から10年後の世界、進化した猿たちと、生き残った人類との交流と、避けられ
流浪の狂人ブログ〜旅路より〜 at 2014.10.04 21:32
おお〜〜っ!しっかりと続編になっている。
前作のジェネシスでシーザーは森へと・・
そしてウイルスが・・・で終わったけど
その後の物語がちゃんと描かれていて面白かった〜〜〜〜〜〜!!!
いや〜〜〜シーザーがいい!
ここまできたら、姿は猿だけど、優しいカル...
♪HAVE A NICE DAY♪ at 2014.10.04 20:51
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。前作から10年後の世界を描いている。
冷静に考えてみて、これって、人類そのものではないのか?
この作品では、資源=電力の確保をめぐり、資源の有るところ=ダム、居住しているグループ=猿たちと、資源の欲しいグループ=...
勝手に映画評 at 2014.10.04 17:43
前作同様、大変面白かった。
だらだら無気力ブログ! at 2014.10.04 17:07
猿の惑星:新世紀(ライジング)~ DAWN OF THE PLANET OF THE APES ~ 監督: マット・リーヴス キャスト: アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル、コディ・スミット=マクフィー、カーク…
映画@見取り八段 at 2014.10.04 01:07
『猿の惑星 -新世紀(ライジング)-』 を鑑賞しました。
先行公開で急遽3連休に飛び入り参戦した猿は如何に...
【ストーリー】
自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰...
気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!) at 2014.10.04 00:34