
久々にほんの感想などをずらっとまとめてみる。
前よりも感想が長文じゃないのは、読んでる途中に書いてるわけじゃないからかなぁ。
まぁ純粋に感想書く習慣が消失しつつあるということかもしれない。
感想は自分の文章とかの発想練習にもなるので、つっこみやら感動詞やらかけるなら書きたいなぁ。
口を挟むなら挟むなりに、自分がそういうふうになってないかとか恐怖あるし……。
まぁ……即興小説トレーニングしかやってないんですがね。。)
織田信奈の野望 全国版 (12) (富士見ファンタジア文庫)
春日 みかげ
感想を一言で表すなら、一回りも二回りも成長した良晴と信奈が見れたということ。
死地を超えたからこそのものなのですが、信頼や誰かを救うということを誰よりも前に進んだと思える行動です。
信奈が魔王にならず入れた理由、謙信が毘沙門天にならなければならなかった理由。
戦国でいきるとは、なんなのか
それと生きるということはどういうことなのか、それを謙信を軸に語られてるように思える内容でした。
誰かに救われるのではなく、自分が救われたいから。心の強さとは一体なんなのか。
人ができるのは、結局背中を押してあげる。その大事さを良晴が教えてくれた気がします。
結局救われたいと本人が思わない限り、それは叶わないんです。
緋弾のアリアXX 恋と戦の超伝導 (MF文庫J)
赤松 中学
ついにはじまった緋弾にまつわる戦い。
同一人物とはいえ、SPと戦えるキンジは本当に人間じゃないなと思う巻。
シャーロックはやっぱり黒幕で、鬼たちを背後から操ってたんですね。
とはいえ、緋弾については推理が及ばずエネイブルのキンジに委ねられる。信頼と実績!
骨ごとに桜花が使えるというか、簡単にマッハを超える人になってしまい大丈夫なのかという。
HSSだからこそ使える技なのですが、そのうち身体が慣れて普通の状態でもある程度できるんじゃないかな?(もちろん10分の1とかそんくらいになるとは思いますが)
あとわりとHSSで書いてあることが最近よくわからないwww
もう人間の思考ではないです。
セーラのパンツを思い出してHSSになったり、セーラのパンツを拾ったのをバレないように甘ヒスになったり、セーラのパンツをきっかけに桜花のコツを会得したり。
セーラがヒロインでいいんじゃないかな(ゲス顔
アリアで興奮するよりもセーラで興奮したキンジさんのがなんか収集してる気がする。
人類は衰退しました 平常運転 (ガガガ文庫)
田中 ロミオ
さすがロミオ先生だと思うばかりの話の作り方でした。
最近の子どもはから始まって最近の子どもに落ち着いたりね。
外伝という枠組みの巻なのですが、それぞれ独立してる話が魅力度が高い。わたしちゃん語りが本当にわかりやすく、読みやすい。
個人的に、初々しい私ちゃんと助手くんのデートが良い。
未確認未来少女 (ガガガ文庫)
サイトウ ケンジ
101番目に少し似ている。
とはいっても、あっちは完全にラブバトルものだったけど。
この人の書く主人公はそっくりさんが多い印象。
なので受け入れやすさはあるけど、またかというかんじがする。
ただ分量があるので目がしばしばするかもしれない。
と思っていましたが、少しリズムが悪いせいで読むのが大変です。
おそらく細かく描写があるせいかなぁ?
単純に語りが長いだけなのかもしれない。
そういう意味ではこの人らしくない文章だったかなぁ
キャラクターがいきいきしていないってのが一番表現に近いかも。
確かにキャラクターの動きがわるのはよくわかるのだけど、それを全部踏まえて一人称してるため、すごーく1シーンが長い。
短縮すれば、もう少しリズムよく内容理解ができる気がする。
話にでてくる流れを追っていこうとすると
主人公の部屋→学校の途中→教室→教室(未来空間)→主人公の部屋(コンビニ)→未来空間→教室→未来空間→教室
という感じです。
とくに気にしないでいいとは思うのですが、SFの頑張ってるところが、教室(未来空間)しかない。
もちろん未来空間でそれらしいことはしてますが、実際に何かしたとわかるのは教室ぐらいな。
盛り上がりもそこかなぁ(最初のプロローグもそうでしたし)
文章の読みづらさもおそらく1巻だけで終わらせようと頑張った結果なのだと思われます。
上下巻にわかれて、例えば妹がいなくなるとことで終わって、それから世界を変えるまでが下巻という感じで、
もう少しアップアップすれば盛り上がりもメリハリがついたんじゃないかなぁ。
それとゲームであれば、ましになってた印象を受けました。
専門用語にしても、そういうリズムが悪いのもあって頭に入ってこない。
わかるのは、主人公がちょっと未来が見えて、ヒロインが未来人で知識がある。
そして妹が特殊な色を読み取れる。
それ以外については覚えるのも大変な気がする。
ようは箱にとじこめるのが力場であって、それをするのはそういう体質のある人みたいな感じ。
そういう言い換えみたいなのがあればぁ、わかりやすかったかなぁ。
話の流れというか、幕引きまでの道筋は好き。
ただオーソドックスなSFのため、よく見る話になってしまってるのがなかなか厳しい。
そのために文章の難解さをあげてるのだとしたら、もうちょっと簡単なものにしてほしかった。
僕らはみんな逝きている (角川スニーカー文庫)
黒清 餡凪
苗字が今時っぽい。そのため、よむのにすごく苦労するかもしれない。
読むための最低条件がまずそこです。
名前を覚えるのが得意というのであれば大丈夫かもしれないですが、見慣れないものは覚えにくいような気もします。
次に登場人物が結構多い。
主人公、ヒロインっぽいの、親友、子ども、警官、女ガンマン、ヤンキー風、わけあり眼鏡っこ、監視者、みっふぃ。
これらが段落ごとに視点が切り替わります。
第3者視点であるため、状況の把握はしやすいとは思います。
それはもちろん同じ文章の書き方であるからです。
加えて段落ごとにわかれているため、変わりますよという認識で読むことができます。
ですが、頻度が多い場面になるとどんな性格だったか、どういう状況だったかがわかりにくくなります。
急に主人公から、ヤンキーに飛んだかと思ったら、誰だこいつに飛ぶ。そういう意味だとわかりにくさはあります。
そう思うと、ほぁ……主人公が誰なんだろうという感じです。
以上を念頭に置くと読みやすくなると思います。
ぶっちゃけ名前は読むにあたってはどうでもいいかもしれません。役を認識しておけば……ね。
あと場面によっては位置関係がすごくわかりにくいので、もう自分でこういう感じだろうという妄想をするとわかるかもしれないです。
例えば、Aが歩いてくるのですが、前からなのか後ろなのかわからない。
その状態でBという存在が急に飛び出してくるのですが、このBの位置がわからない。
で、最終的にはCが出てきてAとぶつかるわけです。
『ABC』というならびなのか『BAC』なのか不明。
キャラクターの動きについてはわかりやすいし、ものがどう動くかもわかると思います。
ただ位置関係だけは別です。
文章というか内容に関しては、
作者さんのコメントを読むとおり、ゲームシナリオっぽさがあります。
これは内容がホラーゲームであるーーおなじみの物語の進み方であるためです。
他に感じたことといえば、話が壮大な割に進みが早くてもったいない感じがしました。
確かにゲームであれば、プレイヤーがアイテムを探したり、場所を探したりで実際プレイ時間は伸びていきます。
ですがこれは小説のため、攻略情報を手に進むようなものです。
結果として主人公はほぼ最短の道を進んでいるということになります。
という印象でしたが展開が早いため、内容をすらすらと読むという利点もあるため、一概にいえないような……?
読み終えて思うのは、ゲームであればなんとでも挽回できた作品じゃないかなぁと。
その場合だと、楽しそうに思えてきます。
ですが、小説というか文単体ですと、あっけなすぎに思えます。
1つあげるならば、能力(呪い)についてです。
これに目覚めるのが、大体終盤残り40数ページぐらいです。
で、この力は早く動けて記憶を改ざんできるというものです。
能力自体は別になんでも構わないです。そういう能力者バトルも結構好きですので。
問題なのは、急に友人が悟りをひらくような感じで、敵を呼び寄せることです。
理由がよくわからない。
「チャンスは一度きり」とまぁ……倒すことが目的のようですが、
少なくともその能力で神様が殺せるとは誰も言ってない。
主人公についた神様ですら、そんなことはいってません。
彼らが言ってたことといえば、
祠を破壊すれば出てこなくなる。その代わりに呪われる。それで順番に祠から出てくる。
神様の呪いの力を使うといずれ死ぬ。
祠を破壊することに協力する。
そのくらいです。
友人にどこまで話したかはわかりません。
記憶を改ざんできる能力を話したのか否か。
まぁ……話したら嫌われるから、言わなかったんだろうとは思います。
とはいっても、釈然としないのはやはり能力で象のあれを倒せるのか、ということです。
呪いについては、一度だけしか表現されていません。
まぁ、人間の度合いを超えたものなので使うと動けなくなるから……というのはあります。
とはいっても、それだけだと『だから何なの?』に思えます。
だって、象(敵)は手をかざすだけで頭を吹き飛ばせるんですもの。
単純に象を、同じように依り代に降りた人間(呪い)状態だとしたら、
同じように加速できるはずです。
もちろん、象はみっふぃ、監視者によって動きをある程度コントロールされてはいます。
ですがどうでしょうか。
監視者はともかくとして、みっふぃはリア充爆発。
すべてを殺すぐらいの勢いで、祠やらを作ったりしてたわけですよ。
それなのに、何もなく倒されちゃうのは変。
呪いでどんぱちすればいいってものじゃないですが、解決方法が簡単?だったなぁと。
物語的にはまだ終わってない感じではありますが、残りの祠を破壊すればなんとかなっちゃうイメージがあります。
まぁ神様と、呪い状態の人間の違いがわかりにくいからなんだとは思います。
最後に
内容としては、悪く無いとは思いますが……料理方法がまずかったかなぁと。
この巻で終わりなら、へんな終わり方。
象の挿絵があればまた違ったかな?
最後の段落は、最初の方のみっふぃなのかなんなのかわかりづらい。
続くのであればもうちょっとやりかたはあったような感じがしました。
緋弾のアリアAA (MF文庫J)
赤松中学&チームアミカ
漫画版とほぼほぼ同じですが、どうやって行動したかわかりやすいものになっています。
ただその説明も具体的にどこを何したかわからない部分があり(どこの木を蹴ったのか)、漫画版と照らし合わせようやく全貌がつかめたりします。
わかりやすさでいえば、漫画版のほうがいいと思います。
それと気になったのが、章の分け方です。ここまで細かくしなくても良かったんじゃないかなぁと思うくらい多いです。
キンジ①、キンジ②とか。
当然といえば、当然なのですが漫画で内容を知ってる分楽しみが減ってます。そのため、4ではなく3評価となっています。
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