[PR] 一戸建て
R.U.K.A.R.I.R.I | 背中越しの笑顔 第二章
About Circle Board Twitter Link Circle work Mail RSS facebook google+    『R.U.K.A.R.I.R.I』のHPです。
2007.10.28
第二章「因果説」

結局は自分はなんなんだ。
人は結局どうして生きているのか?

第二章「因果説」


「へへへ、こんな上物がいただけるとはな。感謝しないとな。」
「そうでげすね… ほらもっと顔を上げろ!」
「おいおい、まだ先は長いんだぜ。少しは落ち着けや。」
「そうやで、わしなんてあと6回ぐらいはぶちこむつもりやぁ。」
「あははははは」
暗い廃屋の中若い男4人が一人の少女を甚振っていた。
「ぁあ…」
その少女にはもはや意識すら残ってもいないかのように目に光を感じることはなかった。
そこに息をきらして、一人の若者がやってきた。
「はぁはぁ、お前ら、殺してやる…」
「あん?誰のことをいってるのかなぁ?」
「混ぜてほしいのか?けけけ。俺はそれでもかまわねぇーがな。」
「えっ、いいすかね、まぁ兄貴がそれでよろしいなら。」
「こういうときはやっぱ聞いたほうがいいんじゃないですかね?」
「お前ら話をきいているのか!」
若者が徐々に近づいていく。
男たちの中のリーダーと思われる人物が携帯電話をとりだし、どこかへとかけ始めた。
「お前ら、電話終わるまで近づけさせるなよ!」
「はい。」
残りの三人のうち二人がその若者へと向かっていた。
「はい、そんな状況なんだがどうすればいいんだ…」
その男が話している最後の方をききとることをその若者はできなかった。
二人の男がこぶしをぶつけてきてるからだ。
それを回避するのに余裕がなかったのである。
隙を見つけては攻撃をするが二人いるためになかなか攻撃が通らない。
何分かのこの攻防戦を繰り返しているうちに、リーダーと思われる男の電話がおわったらしい。
「そいつを生け捕りにして、俺たちのディナーを見てもらえだとよ。
けけけ、そいつはいいなぁ。」
そういってもう一人いた男とともに若者のもとへとむかっていた。
もう一人いた男は少女が逃げれないように手足を縛っていたみたいだった。
「何人いようとかわらんよ。」
若者はそういってまずリーダーのもとへと急ぐのであったが、
後ろから何か鈍器のようなもので殴られて気を失ってしまった。
意識を失ってからもその若者には多くの暴行が加えられた。
無論、生け捕りということなので死なない程度に痛めつけられた。
その後若者にとって苦痛となる時が満ちていくのであった。

「兄さん?」
突如としてなぜか兄さんのことが思い浮かんだ。
なぜだろう…
授業に今日はまじめに参加をしていた俺は胸騒ぎというのにはじめてなったような気がした。
さくらがこんなときにいたら心配でもしてくれたかな。
香奈はいつもどおり空見てるし、慶介はあんだこいつ寝てるのか。
教科書を開いている俺は普通っぽいな…
兄さんそうだ兄さんはなにしているのかな…
ピンポパポーン♪
授業中だというのに放送がなり始めた。
ぼっとしていた香奈も慶介もそれに気づいて耳を傾けていた。
「えー、高町涼介さん。いらっしゃいましたら、至急学生科まで。」
え、俺…呼ばれるようなことしたかな。
周囲の俺を知っている人間はみんな俺を見てくる。
て、てれるじゃないかそんなに見たら。
「…早く行けば?」
「そうだぜ、いってこいよ。」
「まぁ行くけどさぁ。先生ちょっといってきます。」
「あ?お前がそうなのか、早くいってきなさい。」
やっぱりあいつ俺のこと覚えていないのかよ…
まぁいいかさっさといって終わらせようと。
そこで聞いた話はとても聞きたくない話であった。

恐怖と絶望は同じであっても決して一致はしない。
幸せと平和は同じではない。
なにが正解でなにが不正解。
正義と悪。
それを説明できる人はいないだろう。
混沌と秩序。
血と涙。
そのことを知っていれば何か変わっていただろうか?
自分がそうなら変わっていた?
結局は自分はなんなんだ。
人は結局どうして生きているのか?
神は存在するのか?
なぜ過ちを人は起こすのか?
答えはでるのだろうか…


第三章へ
スポンサーサイト



関連記事
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...



この記事へのトラックバックURL

この記事にトラックバックする (FC2ブログユーザー)


この記事へのトラックバック
この記事へのコメント


管理者にだけ表示を許可する
 




他ブログ情報

ブログパーツ